何故白髪になるの?

白髪の原因は・・・完全には解明されていません!

白髪に関する多くの研究が実施された結果、 白髪の原因の幾つかが解明されようとしています。それら原因が明確になった事により、 白髪の改善や防止を目的とする様々な白髪対策が可能となりました。

白髪の原因5種類

①遺伝・年齢

白髪は遺伝性が高いと言われています。
医学的には完全には証明されていないものの、海外の統計情報では白髪と遺伝の因果関係の高さがいくつか示されており、 白髪の原因の一つに数えられています。
この遺伝によって起こる白髪は、メラニン色素が髪に送り込まれにくいという体質に原因があると考えられています。
特に若白髪や子どもの白髪は遺伝性の場合があります。
白髪の原因となるメラニン色素を作り出すメラノサイトも人間の全ての細胞と同様、老化により活動が低下してしまいます。
しかし、高齢化による白髪は必然ではありません。
高齢であっても美肌、黒髪をキープしている人も多くいらっしゃいます。
加齢による白髪は、加齢によって失われるホルモン、酵素を、若年時と同じように分泌することで、 改善したり、発生を遅らせたり、予防することができます。
中でも、加齢による白髪は過酸化水素の体内への蓄積と成長ホルモンの分泌量の減少による影響が大きいとされています。
そのため、過酸化水素を分解するカタラーゼやグルタチオンペルオキシダーゼの分泌を増やしたり、栄養素としてビタミンCを摂取したり、断食などによる成長ホルモンの分泌促進が白髪対策として効果があるようです。

 

②ストレス、病気、ホルモンバランスの乱れ

白髪の場合、ストレスによる活性酸素がメラノサイトの活動不全を引き起こしたと推測されます。またストレスはノルアドレナリンを分泌し血管を萎縮させる為、チロシンの輸送やメラノサイトの機能にも影響を与えます。
仕事のストレスにより、白髪が少しずつ増え、 気づけば白髪だらけになった例など、ストレスと白髪の関係をあげれば、きりがないほどです。

③栄養不足

メラニンはチロシンから作られます。
言い換えるとチロシンがないと黒髪となるメラニン色素は生成されません。
チロシンはアミノ酸の一種で食事などから取得できます。
フェニルアラニンは体内で作ることができない必須アミノ酸の一種で、
主に肉、牛乳、チーズなどに多く含まれています。
メラニンの元となるチロシンを合成し、白髪を防ぎます。

④ヘアケア製品選びの間違い

ヘアカラー、ヘアスプレーやシャンプー、コンディショナーなどは白髪の原因となる過酸化水素が多く含まれています。過酸化水素は白髪の原因となる為、購買時には注意が必要です。
歯のホワイトニング剤には歯を白くする為、強力な過酸化水素が含まれています。
イギリスで行われたある実験では、歯のホワイトニング剤を使用した結果、30歳未満の女性の白髪率が200%増加したそうです。

⑤生活習慣、その他

喫煙はメラノサイトを活性化するビタミンB12を壊し、 また、白髪の原因となる過酸化水素を分解してくれるビタミンCも破壊します。
アメリカサイエンス誌によると、喫煙者は非喫煙者と比較して、4倍以上白髪の発生率が高いと発表しています。
紫外線は色素幹細胞DNAを損傷する原因の一つです。
頭皮を紫外線から守ることにより白髪の原因を減らすことができます。
髪は夜(22:00~翌2:00)が最も成長する時間です。
睡眠不足や夜更かしなどで睡眠が不足すると、白髪はもとより必要な髪の毛の成長を阻害します。

 

白髪ができにくい生活習慣を身につけましょう!