美容室カラーと市販カラーの違い

美容室で扱っているカラー剤と市販のカラー剤の違い

について簡単に。

 

①1剤の違い

カラー剤は1剤(色味)と2剤(髪の毛のメラニンを壊す役割)を混ぜて作ります。市販の1剤はベースにブラウンを含んでいるものが多く、極端に変な色になりにくいですが。最近のサロンカラーの流行は「外国人風カラー」や、「透明感」を持たせたカラーが人気なので、ベースをアッシュ系に寄せているカラー剤が多いので、中々市販のカラー剤では難しいです。まぁ市販のカラー剤も年々進化はしているようですが・・・。

②2剤の違い

カラー剤は1剤(色味)と2剤(髪の毛のメラニンを壊す役割)を混ぜて作りますが、市販のカラー剤は2剤が協力なものがほとんどです。それは髪の毛のメラニンを壊せば壊すほど色味は入りやすいからです。もちろん1剤にも同じように強さがありますが、市販のカラー剤に配合されているもので弱いものはほとんどありません。基本的に美容室でパワーの強い2剤を使うときは、「バージン毛(カラーもパーマもしていない毛)を染める時」「髪の毛をより明るくする時」などにしか使いません。明るさを変えずに色味を変えたり、トーンダウンするときなどは、パワーの弱い2剤を使ってあげるのがベターです。

 

③塗布テクニック

既染毛にこのパワーの強い2剤を使うと・・・お分かりの通り髪の毛が痛みます。美容室では「新生毛(伸びてきた黒髪)」と「既染毛」とでカラー剤の強さ、色味の調整をします。また、既染毛でも、色が抜けているところ、そうでないところのカラー剤の使い分けもします。また、ハイライトやローライト、グラデーションなどでガラッと雰囲気を変えることもできます。細かく言うとまだまだ違いはありますが、是非美容室でカラーをすることをお勧めします。中にはこのような使い分けをしていない美容室も存在しますが・・・

 

髪の毛のダメージ・仕上がりを考えると、お分かりのようにサロンでカラーされることをお勧めします。