髪が濡れている状態が続くと雑菌が繁殖し、臭いやかゆみの元になります。
更に、濡れた髪はキューティクルが開いたままになっており、剥がれ落ちやすく、簡単に傷つきます。(※キューティクルとは、髪の表面を覆っている魚のうろこ状の組織を指します。)
「髪が濡れている時間」=「キューティクルが開いている時間」なので、ドライヤーに比べ自然乾燥だと、キューティクルが傷む危険に長時間さらされることになります。
それ以外にもデメリットはたくさんあります。
■髪の毛を痛めやすい。
半乾きの状態でブラッシングや、そのまま寝て枕に頭をあててしまうと、摩擦によりキューティクルが剥がれ、傷ついてしまいます。
■寝癖がつきやすい。
髪の毛には、水素結合というものがあり、乾いた時に結合されて髪の形が決まります。よって、中途半端に濡れた状態で寝てしまうと、朝起きた時に変な寝癖がついてしまうというわけです。
■薄毛になりやすい。
髪が濡れたままだと、頭皮が冷え、血行が悪くなります。発毛には、頭皮の血行が重要なので、血行が悪くなると薄毛の原因になる可能性があります。
ドライヤーは髪の毛に良くない、という人もいますが、自然乾燥のデメリットを考えると、正しくドライヤーをすることの方が何倍も髪の毛にいいと思います。
正しいドライヤーの使い方
ドライヤーの前にまずはしっかりタオルドライをしましょう。ただ闇雲に拭くのではなく、優しく、できるだけ強い摩擦は避けましょう。
タオルドライがしっかりできて、水分がなくなったらドライヤーの出番です。
ドライヤーの熱が髪の根元付近に行くようにします。根元付近を先にしっかり乾かせれば、毛先は乾きやすくなります。毛先の方は手ぐしを通しながら、ドライヤーの熱を上から下に行くように当てましょう。そうすることでキューティクルが整い、髪の毛の収まりも良くなります。とはいえ、できるだけドライヤーの熱が髪の毛にあたる時間を短くすることがポイントです。
効果的にタオルドライをし、ドライヤーで乾かす事で、確実に髪の毛と頭皮は健康になります。
是非お試しください。